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ゲームジャンルのひとつ。略称はRPG。
ストーリー中の登場人物の役を演ずるゲームのことである。元々は戦争の戦略会議のシミュレーションから発生したボードゲームをさらに発展させたものである。
現在ではキャラクターやシナリオなどの処理をコンピューターで実現したコンピューターRPGが主流となっている。
本来はこちらが正しいRPGの姿である。テーブルトークRPGは和製英語であることに注意が必要。コンピューターRPGと区別するためにアメリカではPen & Paper(鉛筆と紙)とかFace To Face(対面型)と強調して呼ぶことが多い。
詳細はテーブルトークRPGの項目を参照のこと。
TRPGにおけるGM(ゲームマスター)をすべてコンピューターが代行しているものがコンピューターRPGである。
日本ではドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどの勇者を演じて魔王討伐という勧善懲悪ものに人気があり、その種類も多い。
大抵のゲームにおいて、敵を倒したり財宝を得て経験値を稼ぐことで力をつけるシステムになっていることが多い。初期の多くのRPGはそれを楽しむものであった(Dungeons & DragonsやWizardryは典型的な例)。
経験値というシステムを嫌った一部のゲームでは熟練度やボーナスポイントといったものを利用していることもあるが、これをTRPGで行なうのは困難なためその採用はコンピューターRPGに限られている。
大昔は複雑なシナリオが用意されていることは少なかった。コンピューターRPGの場合は容量の関係でシナリオが十分に用意することも難しかった。そのために殺戮ばかりが行なわれるゲームになってしまった例も存在する(Ultima等)。
世界やシナリオが自動生成されるというrogueのようなゲームもあるが、あまり複雑なことはできるはずもなかった。
もちろん、ただ成長するだけのゲームでは飽きられてしまうということで年々シナリオの内容は充実していき、システム的にも冒険の達成によりレベルアップに十分な経験値を得られるようなゲームが増えたのであった。
指輪物語の影響を受けた人が多いのかファンタジー世界が舞台になっていることが多いようである。魔法が登場するのもお約束のようである。現実社会や近代、近未来を舞台にしたものも存在するがその数は少ない。
その他の例としてはハビタットのように現実社会なのか良く分からないような世界でただ生活するだけのものといったものもある。
任天堂のファミリーコンピュータで初のRPGはドラゴンクエストだとされているが、実はそれよりも5ヶ月も早い 1985(昭和60)年12月14日に、dB-SOFTがRPGとして頭脳戦艦ガルを発売している。
しかし、そのゲームシステムから世間ではシューティングゲームと分類されている。また頭脳戦艦ガルと同じ発売日でボコスカウォーズもRPGして登場したが、勝敗は全てランダムであるというコンセプトから、こちらは判断の別れるところである。
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