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コミックマーケットの主催団体。
元々コミックマーケット(以下、コミケ)の運営は同人サークルの「迷宮」であり、原田央男(霜月たかなか)、亜庭じゅん、米澤嘉博、高宮成河、式城京太郎らが中心メンバーだった。
うち々コミックマーケットの代表は原田央男で、米澤嘉博は代表サポートの立場だったが、原田がC12を最後に準備会から離れたため、その後は長く米澤嘉博によって維持された。
元々は名前も不定だったが、やがて「準備会」となった。
米澤嘉博によると、準備会が現在のような形式になったのは、米澤嘉博が二代目代表に就任以降であるという。
また、コミックマーケット69までは、開催の度に結成され、終了後に解散する形式の組織であった。常設化されるようになったのはコミックマーケット70以降である。
準備会は、コミックマーケット70以降は常設されるようになった。
これは個人情報保護法の施行により、個人情報の管理や日常の雑務も実施する必要が生じたため、解散せずに継続するようになったためとされている。
元々はコミックマーケット準備会が会場の借り上げその他一切を実施していたが、コミケの規模が巨大化すると、任意団体に過ぎなかった準備会では、事務作業の場所や、イベント会場の確保などが難しくなってきた。
そこで、法人格を持った組織として有限会社コミケットが作られ、日常の事務作業や会場の契約など個人では難しいことを処理している。
カタログの制作などは、準備会よりサークル配置データの提供を受けて有限会社コミケットが実施している。
かつて、カタログやカタROM、次回申込書の通販業務や、コミケにて同人誌委託コーナーの運営などをしていた会社。
しかし2007(平成19)年に不正経理が発覚。コミケも、三代目代表になってからCPS排除が実施され、同人誌委託コーナーはC71を最後に廃止、通販もC72を最後とし、以降は準備会の直販となった。
また、カタROMは株式会社クリエイションに、次回申込書は有限会社サークル・ドット・エムエスに各々業務委託先が変更された。
もって、株式会社コミケプランニングサービスはシーピーエスに社名変更した。
共信印刷はコミケ御用達の印刷会社であり、準備会の発行する印刷物のほぼ全て(カタログ、次回申込書、コミケットプレスなど)の印刷を請け負っている。
カタログは創刊号から全て共信印刷である。
同人誌印刷会社として大手なだけでなく、コミケと共に歩んできた側面もあり、コミケットとは客と印刷会社を超えた関係が存在する。
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