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サンライズ制作のアニメ。テレビ大阪系列で、毎週日曜日、09:30〜10:00(@062〜@083)放送。放映期間1998(平成10)年10月4日〜1999(平成11)年3月28日。全25話。
21世紀のはじめ。日本は国連常任理事国入りを果たしていた。中央アジアの小国 "ベギルスタン" の大量破壊兵器開発疑惑に対して、ベギルスタン政府は国連査察団受け入れを拒否。NATOを中心とした国連多国籍軍によるPKFが派遣されることとなる。この多国籍軍に、日本は特務自衛隊と、日本が独自に開発した二足歩行兵器 "タクティカル・アーマー(TA)" 実験中隊を派遣することとなる。TAを開発したのは、特務自衛隊を影に日向に支える巨大企業、"豪和インスツルメンツ"。TA実験中隊には、豪和家の末弟である "ユウシロウ" が民間人ながら中尉として参加していた。ユウシロウは豪和家に代々伝わる 鬼、"骨嵬(くがい)" を操ることのできるシャーマン、"嵬(かい)" である。TAには、その基礎技術として骨嵬の組織が利用されているのであった。ベギルスタンに到着した特務自衛隊は、砂嵐の中で、TAと同じく、骨嵬 の組織を利用していると思われる二足歩行兵器、"メタルフェイク" と交戦する事となった。
物語は、巨大な権力に利用される運命のユウシロウと、ユウシロウと同じ立場である "ミハル" を中心に描かれるが、物語中盤のユウシロウとミハルの逃亡劇の最中、突如、物語は中世日本に移り、骨嵬を持つ豪族同士の争いが描かれる。そして、物語の終盤では、豪和と特務自衛隊の全面的な支援を受けた国学者、"西田啓" によるクーデターと、挙国一致体制を築いた日本とアメリカとの対決を中心に描かれる。
"ガサラキ" の伝奇物語の要素は、アニメの中で描ききれていたとはいえない。日本の民族主義を前面に押し出した物語はテレビアニメとしては極めて珍しい。最終回の1話前で、登場人物に、「アメリカに勝った」と言わせるシーンが全てであろう。伝奇物語としての "餓沙羅鬼(ガサラキ)" は、CDや小説などのメディアミックスの中でより多く描かれた。
企画 サンライズ 原案 矢立肇、高橋良輔 シリーズ構成 野崎透 監督 高橋良輔 助監督 谷口悟朗 キャラクターデザイン 村瀬修功 ゲストキャラクターデザイン 山形厚司 メカニックデザイン 出渕裕、荒巻伸志 企画プロデューサー 小林真一郎、池口和彦 美術監督 池田繁美 色彩設計 岩沢れい子 撮影監督 土岐浩司 編集 鶴渕友彰 音響監督 浦上靖夫 音楽 島邦明 音楽プロデューサー 桜井裕子 サウンドコンセプト ALP 音楽協力 テレビ東京ミュージック 製作協力 バンダイビジュアル プロデューサー 金岡英司(テレビ大阪) 高城一典(読売広告社) 古澤文邦(サンライズ) 小池経利(バンダイビジュアル) 制作 テレビ大阪、読売広告社、サンライズ
OP 「MESSAGE ♯9」 作曲、編曲 保刈久明 作詩、歌 種ともこ ED 「LOVE SONG」 作曲、編曲 新居昭乃 作詩、歌 種ともこ
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