ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
SF作家の一人。現代SFの最も創造的な作家の一人として認められると同時に、最も知名度の少ない、理解されることの少ない作家の一人でもある。
本名は、ポール・マイロン・アンソニー・ラインバーガー。わずか23歳でジョンズ・ホブキンズ大学で政治学の博士号を取ったりしていたが、彼の正体は死の直前まで堅く秘密にされていた。
1950(昭和25)年に "スキャナーに生きがいはない" を執筆し、各SF雑誌に投稿するも、ことごとく没にされ最後に "ファンタジィ・ブック" という無名かつ短命だった雑誌に掲載されることでやっとのデビューとなった。しかしその後 "スキャナーに生きがいはない" が2冊のアンソロジーに再録されたことに励まされ、スミスは他のSF雑誌にも作品を発表し始めた。
スミス氏の書く小説は、"人類補間機構" とよばれる謎の組織を取り巻く様々な状況での短編集であった。この異様なシチュエーションと、すべての物語に共通にちりばめられた謎の単語の関連が、読者の心を掴んだのである。「マーテルは怒っていた。血液を調節して怒りを引かせようともしなかった。」これは "スキャナーに生きがいはない" の冒頭部分である。この小説の異様なシチュエーションのほかに表現の方法もそれ以上に注目を引いていた。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます