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CAPCOM制作のコマンド選択式アドベンチャーゲーム。ゲームボーイアドバンス用。現在、シリーズで3作目までが登場しており、各作品は数話の事件で構成されている。
各話は、法廷シーンと探偵シーンに分かれる。探偵シーンは探偵ゲームでありがちなコマンド選択式アドベンチャーゲームであるが、このゲームの最大の特徴かつ斬新な点は法廷シーンでのバトルである。"異議あり!"、"待った!"、"くらえ!" などのせりふは一世を風靡している。
プレーヤーが操作するのは、辯護士である主人公、成歩堂 龍一(なるほどう・りゅういち)。彼は綾里 千尋(あやさと・ちひろ)の法律事務所に勤める新米辯護士であったが、ある事件をきっかけとして独立することになった。そしてこの時、所長千尋の妹である霊媒師、綾里 真宵(あやさと・まよい)が主人公の助手となった。また逆転裁判2からは千尋・真宵の母である綾里 舞子(あやさと・まいこ)の姉、綾里キミ子の娘である綾里 春海(あやさと・はるみ)が登場し、幼女派も大満足となった(?)。
さて、辯護士の敵といえば警察や検察である。しかしこのゲームでは単に憎らしい敵としては描かれていない。むしろ親しみを持てるライバルとして登場する。警察ではイトノコ刑事こと糸鋸 圭介(いとのこぎり・けいすけ)、検察では主人公の永遠のライバルであり友人でもある御剣 怜侍(みつるぎ・れいじ)や、強豪の狩魔 豪(かるま・ごう)、逆転裁判2からは豪の娘であるムチ使い女検事の狩魔 冥(かるま・めい)、逆転裁判3からはコーヒー大好きの仮面男、ゴドー検事が登場する。このゲームの世界では検察には変人しかいないらしい。
この逆転裁判シリーズは各話は繋がりが無いようにみえて、実はシリーズを通して見ると実は繋がっている、ということもあり、奥深いストーリーを楽しむことができる。あの話のあのキャラは、じつはこの事件と繋がっていた、という塩梅である。
ここでネタバレをすることはできないが、この作品のキーワードとして語ることができるのは、シリーズ全てを通して登場する倉院流霊媒道とDL6号事件である。全く関係がないように見える事件も、ここに行き着くように話が作られている。
ということで、逆転裁判2や3からいきなりでも楽しめるが、1から順番にプレイするほうがより深く楽しむことができるだろう。
逆転裁判(1)で「つきつける」ことが出来るのは物品だけだが、逆転裁判2以降では人物ファイルを突き付けることも可能となった。
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