殲滅

読み:せんめつ
品詞:さ変名詞

軍事用語で、全ての戦闘能力のある兵士および将官・士官らが失われ、完全に戦闘能力を失った状態。

目次

1/3の損耗を全滅といい、この場合は他の損耗部隊と共に再編成がなされる。

1/2まで損耗すると部隊の指揮系統は崩壊している可能性が高く、また再編成も難しくなる。

そして100%の損耗を受けた場合は、戦闘能力のある兵士も、将官・士官も存在しない状態となる。これが「殲滅」である。殲滅した部隊は、消滅する。旧日本軍の場合、これを「玉砕」と言った。

通常、100%の損耗つまり殲滅に至ることはない。

西洋の部隊では、壊滅した時点で兵士は降伏するのが常識であり、それ以上戦うことはしない。

しかし旧日本軍兵は、部隊が壊滅しても、指揮官が死んでもなお諦めず頑強に抵抗し続け、最後の一兵まで戦い続けたことから米軍の指揮官達を大いに悩ませ、そして米軍兵士を恐れ戦かせた。

関連する用語
全滅
壊滅
玉砕

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club