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第二次世界大戦中にドイツのUボートがイギリスの商船ラコニアを撃沈した事件。
1942(昭和17)年9月13日、ヴェルナー・ハルテンシュタイン少佐の指揮するU156は商船ラコニア(19,695トン)を撃沈したが、同船にはイギリスの帰休兵、傷病兵、婦女子、イタリア兵の捕虜など約3,000名が乗船していた。
ハルテンシュタインは救い上げイタリア兵から大量のイタリア兵捕虜が乗船していたことを知り、彼は直ちにカール・デーニッツ潜水艦部隊司令官に報告。これに基づきU506、U507、U459およびイタリアのカッペッリーニが救援に参加した。同時にハルテンシュタインは英語の平文でSOS信号を発信した。
9月17日、現場を通りかかったアメリカ軍の四発重爆が飛来した。ハルテンシュタインは赤十字を甲板に表示し、イギリス士官に現状を打電させた。
しばらくしてアメリカ軍機は戻ってきたが、彼のUボートを攻撃した。この攻撃によりU156は損傷し、救命ボートは転覆した。
この事件の後、デーニッツはUボートが攻撃した船舶の遭難者の救助を厳禁した。
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