衝突の危険が生じる可能性のある航空機の接近を検知し、操縦室内に知らせる装置。衝突防止警報装置。
自機の周囲にいる航空機に質問電波を発射し、その応答電波により相手機の方位、距離、高度を表示すると共に、相手機との接近率を常時モニターする。
接近率の度合いに応じて、TA(他機の接近を知らせる警報)、RA(衝突の危険を知らせ、回避操作を指示する警報)の順に発動される。
回避指示は、一方の航空機には「上昇」が、もう一方には「下降」が指示される。
2001(平成13)年1月31日に起った日航機ニアミス事故ではこの装置は正常に動作したものの、一方はTCASに従い、もう一方は誤った管制官の指示に従ったため、両機とも降下をしてしまいニアミスが発生してしまった。
このため、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は国際民間航空機関(ICAO)に対して、「管制指示に反してもTCASの指示に従う」よう国際規定の改正を勧告した。
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