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かつてのJR秋葉原駅の総武線高架下の電子パーツ街の一つで、電子パーツなどの専門店があつまった建築物のこと。
秋葉原駅最寄りの、総武線の高架下建物群の一つ。三つあった西側高架下建物のうち一番南側で、駅前広場(ダイビル前の広場)から奥に向かって一番奥の列が、秋葉原ラジオストアーであった。
昔のバスロータリー側からも近い。
建物は二階建てのようだが、店舗は一階のみに存在した。
電子工作をする人のみならず、プロもパーツを求めて集まる本格的な専門店街であったが、2013(平成25)年11月30日をもって惜しまれつつ閉館した。
以下は、閉館の日、2013(平成25)年10月30日時点での情報である。
戦後の1949(昭和24)年、戦後復興もままならない頃の秋葉原に元露天商が集まって作られ、翌年に株式会社として設立登記された。
創業者は、安部与吉、水谷保、知念福永、齋藤芳男、黒川豊康、田中キヨ子、成田吉成、小泉角一、高槻登、足立誠一、の10名だった。
当時は客足もまばらだったが、1950(昭和25)年6月からの3度に渡る朝鮮特需により電子材の需要が高まった。この時、秋葉原ラジオセンターと秋葉原電波会館が隣接して作られ、中央通りを挟んだ場所に東京ラジオデパートが作られるなどし、秋葉原は活況となった。
秋葉原ラジオストアーは、秋葉原電気街を作った礎である。
電子部品の需要拡大に伴い、店舗販売だけでは需要に対応できなくなったことから、各店舗は商社、あるいはメーカーとして別会社を作り、今に至っている。
各店舗には「No.※ ○○部」という名前が付いていたのが特徴的である。以下、既知のもの。
一番秋葉原駅寄りがNo.1で、中央通り側に行くほど番号が増える。
なお、一番中央通り沿いにあり、ラジオストアーの看板下にある九州電気は、実はラジオストアーの店舗ではないらしい。このためラジオストアー閉館後も、九州電気は営業を継続する。
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