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多摩における広域交通ネットワークの東西交通網として計画された幹線道路で、鶴川街道から町田街道までを結ぶ予定の道路。
構造規格は第四種第一級、往復4車線(一部6車線)。
道路構造は堀割、トンネル、平面区間があり、幅員は32.5m〜58mである。
最大幅員が58mもあるのは、非常に広い中央分離帯を確保しているためである。将来的にはここに、いずれ供用されるであろう本線(注、現在開通しているのは側道)や、多摩都市モノレールが導入される予定である。
整備区間の約13.8kmのうち、約12.5kmが暫定2車線で整備されている。
残る未開通区間は約1.3kmのうち、稲城市内が約0.8km、町田市内が約0.5kmであり、事業実施中である。
現通している多摩カントリー付近(稲城市長峰〜多摩市聖ヶ丘)は暫定路線であり、本来の都市計画道路とは違う。
この区間は中央分離帯がなく、2車線上下非分離の道路なので「違う」ことはすぐに分かるだろう。
予定では、起点から米軍多摩ゴルフ場をトンネルで抜け聖ヶ丘に至ることになっていたが、完成は遠いだろう。
現在は起点から南西方向に上下分離で路線が建設されているが、これは何らかの計画変更があったものと思われるが詳細は不明。
聖ヶ丘地区を過ぎて南下し、永山・諏訪地区に入ると、一時的に北側の上り車線が南側の下り車線に合流する。
これは、この付近のプロ市民の妨害活動に屈したためである。
多摩ニュータウン計画の当初からあった計画にも関わらず、入居してきた住民が後から反対するという、外環道や小田急高架と似た事態が発生した。
仕方がないので現状は、上り車線の予定地を緩衝帯に用い、居住環境に配慮している。
計画では、中央に4車線の本線、その両側に各1車線の側道が配される。
現在、側道がほぼ全通したが、肝心の本線部分の着工が上述の沿線プロ市民の反対により遅れており、側道だけの暫定供用状態である。このため、渋滞や事故が頻発する危険な道路となってしまった。
早急の本線開通が望まれるところであるが、都が多摩ニュータウン事業から撤退するなどの状況下、この道路に今後どれ程の力が注がれるのかは不明。
一応、唐木田駅までは半地下の完全立体で進み、その先は普通の都道(但し大型交差点は立体)となる予定ではある。
終点の町田街道から先も現道があり、これは神奈川県道503号相模原立川線である。
この道路を経て、将来的に圏央道に繋がる構想がある。
また尾根幹線道路は鶴川街道を介して都市計画道路調布保谷線に接続する計画があり、これをもって「環状9号線」をなす、夢のような構想も存在した。
しかし、現時点では本当に夢でしかない。
道の駅はない。
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