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航空機をその空港で一泊させること。夜間駐機。
地方では東京や大阪への日帰りの可能性というのも重要なポイントとなる。東京や大阪での滞在時間を長く取れるようにするためには、当然であるが始発便の時間を早く、最終到着便の時間を遅くする必要がある。ところで、飛行機というものは突然発生・消滅したり、ワープしたりするものではないので、出発便は留め置かれていた飛行機かどこかの空港から飛んで来た飛行機を折り返しで使うことになるし、到着便はそのまま留め置くか折り返しでどこかの空港に送ることになる。始発便の時間を早くするためには、どこかの空港からの到着便を使うよりも留め置かれていた飛行機を使う方が早くに設定できやすいし、最終到着便も改めてどこかの空港行きの便となるものよりも自空港に留め置かれる飛行機を使う方が遅くに設定しやすい。また、航空会社は遊んでる飛行機を持てるほどのゆとりはないので、始発便に留置機を使う場合、その飛行機は前日の最終到着便ということになる。つまり、その飛行機はその空港で一泊するということであり、これを「ナイトステイ」というのである。
最初に挙げたように地方では少しでも長く東京や大阪での日帰り滞在可能時間をとりたいわけで、それに一番有効なナイトステイをしてくれるように航空会社に求める傾向にある。航空会社としても電車の上り下りのラッシュと同様、朝一番や夜最後の便というのは地方空港での発着の方が多くの乗客を見込めるので(逆に言うと早朝の地方空港への便や夜間の地方空港からの便には多くの乗客が見込めないので、行ないたがらない。つまり、地方空港でナイトステイを行なおうが行なわなかろうがハブ空港から地方空港への一番便、地方空港からの最終到着便の時間はあまり変わらない。よって、地方空港側ではナイトステイを行なわない一番便・最終便の出発・到着時間というのはナイトステイを行なった場合の二番便・最終の一つ手前の便の出発・到着時間とさほど変わらないということである)、推進したいところではあるのだが、そのためにはナイトステイ中に行なう機体整備のための設備・人材・器材も各地方空港ごとに構えなければならない。それらはハブ空港側で集中的に備えた方がコストを抑えれるのは言うまでもないわけである。そのため、航空会社がナイトステイを行なうかどうかというのは、この機体整備での経費増と早朝の出発・夜間の最終到着便を行なうことで増える収入とのシーソーゲームによって決まるわけなのである。
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