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道路の角に置かれ、道路を通る車両がそれ以上建物に近づけないようにするための石。
いけず石を置くことは、京都人の気質をよく表わしている。
大阪人であれば、警告の張り紙でもしておいて、それでもぶつける下手くそがいれば飛び出してきて口論になり、警察を呼ぶことも躊躇はしないだろう。周囲の家々から「観衆」も集まってくるに違いない。
一方京都人は、こういった揉め事を好まない。下手くそが家や塀にぶつかっても、そのまま逃げられれば気分が悪いが、一々ドライバーと揉めるのは煩わしいことである。京都人は「触らぬ神に祟りなし」を基本原則として生きている。そこで京都人は、いけず石を置いた。
そうすると、下手くそが敷地内に入れば、いけず石がそれ以上の侵入を防ぐ。
その際には侵入した車に傷が付いてしまうが、そもそもいけず石は敷地内にある以上、運転手は家主を責めることができず、そのため誰も文句を言いに行ったりはしない。
結果、家は傷付かず、相手の車は傷が付くがそのまま勝手に走り去っていく。従って、家主も面倒に関わらずに済むわけである。
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