餓鬼道

読み:がき・どう
品詞:名詞

六道の一つで、仏教の第二界であり三悪道の一つ。餓鬼が住む。

目次

飢えと渇きの苦しみの世界であり、欲深く権力に執着した者すなわち貪欲が強い死者は、この世界に餓鬼として転生するとされる。

餓鬼となっても食欲はある。従って常に空腹であるが、しかしこの世界では飲食物を食べようと口に近づけると炎となってしまうため、食べることができない。

餓鬼道に落ちた衆生に対して食料を布施する仏教の法会を、施餓鬼会(せがきえ)、施餓鬼(せがき)、お施餓鬼(おせがき)という。

盂蘭盆会の旧暦7月15日に行なわれるのが一般的で、日本の伝統的な宗派では浄土真宗を除き、概ね行なわれる。

用語の所属
仏教
六道
三悪道
関連する用語
餓鬼

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