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文学を学んだ人。文科系。一般に理系(理科系)の反語となる。
1959(昭和34)年のC.P.スノー著 "二つの文化と科学革命" によると、文系の判断基準は "シェイクスピア" を知っているか否か、である。
文系の知識人は一般に理系のそれよりも読書量が多く豊富な知識を持つ。さらに高いプライドもあって理系人を軽蔑することが多い。文化の中心は伝統的な学問分野の上に成り立つと考えるからで、文系専攻では必修ともいえる小説や詩を殆ど読まない理系人は愚かにしか見えないわけである。
その一方で、文系知識人に "熱力学第二法則を説明せよ" と求めても到底答えることはできない。またそのような事を求める自体が馬鹿げた行為、という態度を取る。しかし質問の論旨は "シェイクスピアとは何か" と何ら変わらないのだが、この問いに対し完璧な回答を出す者は殆どいない。C.P.スノーはこの状態を「西欧の素晴らしい知識人は、科学については新石器時代並みの知識しかない」と酷評している。
理系と文系の重視するポイントには大きく差があるが、文系が大切にするのはまず協調性、そして一般常識や教養である。
文系人は読書や音楽鑑賞などを趣味とするものが多い。
文系人の中には理系にまったくもって疎い人間がいる。たとえば高校の時点習っているはずの "微分積分" が出来ないといった、お話にもならない学生が多いのも昨今の特徴である。
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