一眼レフカメラの三悪

読み:いちがんれふカメラのさんあく
品詞:名詞

かつてオリンパスが定義した、一眼レフカメラにおける3つの重要改善点。

目次

具体的には、次の三つをいう。

  1. 重い
  2. 大きい
  3. うるさい

これが本当に「悪」なのかどうかはともかく、技術で改善可能なこの問題を解決することに技術が投入された。

OM-1

この三悪を解決し、結果登場したのが、オリンパスの「OM-1」というカメラである。

当時の一眼レフは「重い」「大きい」「うるさい」が当たり前だったが、これらのカメラに対するアンチテーゼとして堂々登場したのが、小型、軽量、静粛な「OM-1」であり、カメラ界に激震をもたらした。

OM-1の設計者は米谷美久(まいたによしひさ)で、オリンパスのOと米谷のMでOMとなったと言われている。

米谷は、「重い」「大きい」は筐体の小型軽量化の達成で実現した。「うるさい」のは、例えばシャッター音で、このシャッター音はシャッター幕の走行音とミラーの上下音からなるが、これらを抑えることで静寂化にも成功した。

レンズ

カメラ本体だけでなくレンズにも同様の問題が生じうる。

長くて重いレンズは携帯に不便で、日常の撮影には使いにくい。軽量であるほうが使いやすいのは言うまでもない。

また音も、オートフォーカスでの動作音が該当する。現在は超音波モーターを使用した静寂なものが使われる傾向にある(安いレンズは除く)。

用語の所属
一眼レフカメラ

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