ソニーのレンズ交換式カメラで採用されているマウントの一つ。
2010(平成22)年に発表され、レンズ交換式一眼カメラ(ミラーがないカメラ)であるNEXシリーズ、および同ビデオカメラNEX-VG10で採用された。
機械的な情報・動力の伝達機構を持たない完全電子マウントが採用されている。オートフォーカスなど制御用のモーターは原則としてレンズ内に内蔵されている。
マウント内径不詳(外径58.9mm)、フランジバックは18mmである。
絞り値、焦点距離、レンズ繰り出し量など全ての情報は、カメラボディ側と通信によって認識、制御が可能。通信および電源用として、マウント内部下に10点〜12点の接点が存在する。
EマウントのEは、フランジバックが世界最短となる18mmに由来し、eighteenから名づけられたとされている。
NEXシリーズは、一眼カメラだが一眼レフカメラではなく、レンズと撮像素子の間に鏡が入らないため、このように非常に短いフランジバックを可能とした。
仕様は当初非公開だったが、2011(平成23)年2月9日、レンズ、マウントアダプターメーカーに対しての基本仕様の無償開示を2011(平成23)年4月1日から開始すると発表した。
これによりレンズメーカーが同マウントのレンズを製造販売することが可能になりレンズの充実が期待されるが、わざわざ4月1日を選ぶ辺りに、今ひとつ本気が見えない気がするのである。
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