伊勢物語

読み:いせものがたり
品詞:固有名詞

歌物語というジャンルの祖。後世の大和物語や平中物語、源氏物語の構想にも影響を与えた。

901(延喜元)年以前に原型ができたと言われる。業平の家集『業平集』を参考として作られた『源伊勢物語』が増補され、種々の異本が成立したと考えられている。「在五が物語」「在五中将の日記」とも呼ばれる。

作者未詳。在原業平の自記、業平の自記に次男の滋春(しげはる)が書き継いだもの、業平の作に伊勢が補筆した物、紀貫之の作とさまざまな諸説があるが、定かではない。

関連する用語
歌物語
大和物語
源氏物語

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