三国志

読み:さんごくし
品詞:固有名詞

黄巾の乱(184年)から晋王朝の天下統一(280年)までの約100年間に渡る動乱の時代を記した歴史書、またはその時代そのもののこと。

歴史書としては支那の二十四史の一つであり、西晋の陳寿(233〜297)の撰。魏志三〇巻、蜀志一五巻、呉志二〇巻の全六五巻よりなる、魏を正当な王朝とした歴史書。陳寿の書いた内容はあまりにも簡素過ぎるので、後に宋時代の裴松之が注釈をつけている。また、明時代の羅貫中がまとめた歴史小説であり、蜀を正当な王朝とする『三国志演義』に対して「正史」とも呼ばれる。

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