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語の意味的類似によって分類・配列したもの。階層構造を持った類義語辞書。イギリスのP.M.Rogetが1851(嘉永4)年に刊行した辞典名に由来する。
ある語彙群をひとまとまりにして上位の語彙群をつくり、その語彙群をいくつか集めてさらに上位の語彙群をつくっていく。例えば "プードル"、"柴犬"、"ポメラニアン" をまとめて "犬" という語彙群を作り、"犬"、"猫"、"馬" というグループをまとめて "哺乳類" という語彙群を作る。さらに "哺乳類"、"鳥類"、"両生類" などをまとめて "動物" という語彙群が成立する。このように、小分類から大分類へ、具体から抽象へとピラミッド状に分類されている。
近年では人間の知識構造のモデルとして用いられるほか、電子計算機による日本語処理技術の発展とともに、実際に数万から数十万にのぼる単語群を構造的に記述する試みが行なわれ、特に機械翻訳などの分野では重要な役割を果たしている。
日英訳を例にあげると、シソーラスを英語と日本語双方に作成しておき、一対一で対応する単語が存在する場合にはそのまま機械的に置き換えるとして、対応する語が無い場合にはシソーラスを1つ遡って翻訳すればよい。たとえば "柴犬" が英語シソーラスに存在しない場合には、1つ遡り "犬"に対応する語を英語シソーラスから探せばよい。"柴犬" は "犬" に含まれる語であるので、完全な訳ではないが、間違いではない。
つまりあたらずとも遠からず、の訳が可能となる。機械翻訳ではこのような、幅を持たせた、つまりいいかげんな処理をするためにシソーラスが非常に有効となる。
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