アラム人

読み:アラムじん
外語:Aramaeans 英語
品詞:名詞

セム語族西方群に属する遊牧民。紀元前1300年頃移動をはじめ、北部メソポタミアやシリアに定住し、紀元前1200年頃にはシリアを中心に小王国を建設し、ダマスクスを中心に商業民族として東西貿易に当たった。

アラム人の商業活動により彼らのアラム語は、紀元前9世紀頃より国際商業語になりアッシリア・ペルシアでは公用語とされ、パレスティナではヘブライ語を駆逐するほどであった。それに伴いアラム文字も広まり、紀元前6世紀にはオリエント全域に伝播し、ヘブライ文字・アラビア文字などになり、のちには東方にも広がってウイグル・チベット・モンゴル・滿洲文字の母胎ともなった。

イエスの話していた言葉はアラム語であった。

関連する用語
アッシリア人
ヘブライ民族
イエス

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club