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国の象徴として演奏される歌。
世界最古の国歌は、16世紀に作られたオランダの国歌ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ(Wilhelmus van Nassouwe)とされている。
以降、ヨーロッパで国歌が普及し、国歌は国民の団結の目印として奏でられるようになった。
さらにヨーロッパ国の植民地支配から独立した国も国歌を制定するようになり、世界中に普及した。この経緯により国歌はヨーロッパ風の旋律をもったものが多く、このため、日本、ネパール、イスラエル、モンテネグロ以外はほとんど同じに聞こえるという人も少なくないようである。
ヨーロッパ式の曲が多い国歌は、その多くが行進曲か、賛美歌の形式をとっている。
英語で国歌はnational anthemといい、直訳すると国賛歌であるので、その国ごとに、その国を讃えるような曲や歌詞が選択されている。
国の歌だが、政府が変わると国歌も変わることがある。メロディーはそのまま歌詞の一部を変えたり、全部変える例もある。公用語が複数ある国では、歌詞も複数の言語で(もちろん歌える歌詞として)用意されるなどの苦労も垣間見られる。
国歌(の歌詞)は、大まかには次の三種類しかない。
日本では国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)の規定により「君が代」である。
君が代は、前述の種類で分類すると「平和と繁栄を願うもの」に該当する。
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