銅線の芯線に磁性体パーマロイをメッキや蒸着させたワイヤー(磁性線)で作られた記憶装置。当時は音引きを略して「ワイヤメモリ」と呼ばれた。
ビット記憶のための磁性線と、語選択のための絶縁銅線を、縦糸と横糸として布状に織って作られている。
第一世代電子計算機の時代、1970(昭和45)年頃に日本が実用化し、日本の発明であるパラメトロン計算機などコンピューター用の主記憶装置として使われた。しかし、ICメモリーが実用化されると自然消滅したため、普及はしなかった。
コアメモリーとは違い、非破壊読み出しが可能な点が利点となっていた。
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