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脳内にある空洞。脳室内部は常に脳脊髄液に満たされ循環しており、もって脳実質の保護や栄養供給などを行なう。
脳梁の形成・発達の過程で側脳室の間が狭まり、小さな空間が正中に形成され残ることがある。これがさらに、脳弓によってくびれ、ここを境として前方が透明中隔腔(第五脳室)、後方がベルガ腔(第六脳室)となることもある。どちらか単独ということもあるが、共存することが多く、その場合は双方は交通している。発生頻度は、どちらも同程度である。
透明中隔腔は、側脳室と交通する場合としない場合があり、それぞれ、交通性/非交通性と呼び分ける。
この症例では痙攣発作などを起こしやすくなることが知られており、腔が大きいほど症状が重いとされている。また水頭症を生じることもあり、脳圧向上に伴う様々な症状が起こる。
症状が重い場合は外科的な手術が必要となるが、あまり例は多くないようである。交通性で症状が重い場合は、水頭症の場合と同様、脳室-腹腔(V-P)シャント術など、脳室内の髄液を脳外に排出するための管を通す、シャント術が一般的となる。非交通性であれば、側脳室との交通術が必要である。
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