木星トロヤ群

読み:もくせいトロヤぐん
品詞:名詞

小惑星のうち、公転軌道を木星軌道とほぼ共有する小惑星の一群のこと。

目次

二つの群があり、一つは太陽からみて60°木星に先行するラグランジュ点L4にあつまるもの、もう一つは同様に60°遅れたラグランジュ点L5にあつまるものである。

最初に発見されて以降、研究が進むごとにその数は増え、2018(平成30)年時点で7000個以上が報告され、直径1kmを超えるものは100万個に達するとする説がある。

なぜトロヤ群というかというと、この群で最初に発見された小惑星「(588) アキレス」が、トロイア戦争の英雄アキレウス(またはアキレス)の名が付けられたことに由来する。

ここからこの群をトロヤ群と呼ぶようになり、また慣習的に、この群の小惑星にはトロイア戦争の兵士の名が付けられるようになった。

またこの後、火星トロヤ群、海王星トロヤ群なども発見されているほか、地球にも地球トロヤ群があることが判明した。

関連する用語
小惑星

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club