朝鮮朝顔

読み:ちょうせんあさがお
外語:Datura 学名
品詞:名詞

ナス科ダチュラ属の多年草または一年草。幻覚性植物。別名、ダチュラ、エンジェルス・トランペット、マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビ

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

  • ドメイン: 真核生物 Eukaryota
  • 界: 植物界 Plantae
  • 門: 被子植物門 Angiosperm
  • ▼: 真正双子葉類 eudicots
  • ▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
  • ▼: キク群 asterids
  • ▼: 第1真正キク群 euasterids Ⅰ
  • 目: ナス目 Solanales
  • 科: ナス科 Solanaceae
  • 属: ダチュラ属(チョウセンアサガオ属) Datura
  • 種: 朝鮮朝顔 metel

科の下に亜科を置くこともある。

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: モクレン綱 Magnoliopsida
  • 亜綱: キク亜綱 Asterdiae
  • 目: ナス目 Solanales
  • 科: ナス科 Solanaceae

生態

原産は南アジア。

朝鮮と名があるが、朝鮮由来というわけではない。また朝顔と名もあるが、朝顔と系統的には何の関係もなく、単に花が朝顔に似ていたことからこの名が付いた。

アトロピンというアルカロイドを含む。

またスコポラミンという物質を含み、種子も葉も猛毒だが、干した葉を喘息の薬に用いる。江戸時代には外科手術の麻酔として使われたこともあり、この経緯で現在、日本麻酔科学会のロゴマークに朝鮮朝顔の花が使われている。

瞳孔を萎縮させる効果があり、かつては目薬として使われていたこともあったとされる。

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