変光周期が100日を超え、変光範囲が2.5等級以上で、比較的規則正しい変光をする脈動変光星。記号は「M」。
低質量の恒星の末期状態に良く見られ、赤色巨星が白色矮星になる寸前の状態である。
長周期で、80〜1000日間程度である程度規則的に変動する。変光範囲はまちまちだが、可視光領域で2.5〜11等級程度まで変化するものがある。
赤外線領域では振幅が小さく、通常は2.5等を超えない。
死の迫った晩期型の巨星でありM型のスペクトルを持つものが多く、この条件を満たす恒星は多いため、このタイプの変光星も無数に発見されている。
銀河系内に数千個が発見されているほか、銀河系外でも、大マゼラン雲やアンドロメダ銀河など局部銀河群の銀河に合わせて数百個が発見されている。
また、ESO(ヨーロッパ南天天文台)の観測で、ケンタウルス座A(NGC 5128)にも1000個以上が確認されている。
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