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振戦麻痺。神経変性疾患の一種。パーキンソンの名は、この病気について研究した医者、ジェームス・パーキンソン(James Parkinson)に因む。発見者であるパーキンソン自身は1817(文化14)年に論文「振戦麻痺について(Essay on the Shaking Palsy)」という論文で、この病気に振戦麻痺と命名している。
手が震え、身体が固くなり、やがて動けなくなる病気。脳内の神経伝達物質の一つドーパミンが異常に減少することが原因であるが、より細かいことは現在もなお研究中である。
ドーパミンは中脳の黒質の緻密部で作られ、それが線条体へと送られる。しかしパーキンソン病の患者の脳では、何らかの理由により黒質のドーパミン神経が減少し、この経路が充分に機能できなくなっており、もって充分な量のドーパミンを線条体へと提供できない。
長く治療不可能な病気であった。脳中のドーパミンの不足が原因だと特定できたといっても、人為的に「それを補充する」のは大変難しいことだったからである。後に薬物療法も進化し、レセプター作動薬などを用いて、完全ではないものの治療の可能性が出てきた。そして2005(平成17)年になるとドーパミンの放出を促進する蛋白脂質が特定され、パーキンソン病の遺伝子治療にも期待が持たれるようになった。
パーキンソン病患者の脳には、特に脳幹付近にレビー小体と呼ばれるものがよく見られる。
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