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予定された運転を休むこと。
異常気象などの場合は、危険度が線区の状況(都市・山岳など)により異なるため、各線区ごとに過去の災害発生状況を記録し、統計的に速度制限や運転中止の具体的な基準値を決めている。
新幹線では次のように定められている。
以下「連続降水量」は過去24時間の積算降水量をいう。
状態\天候 | 雨 | 降水なし | みぞれ | 小雪 | 雪 | 吹雪 |
---|---|---|---|---|---|---|
線路の砂利が見える | 230 | 230 | 230 | 170 | 120 | 120 |
線路の砂利が見えない | 170 | 170 | 170 | 120 | 120 | 70 |
枕木の凹凸が見える | 170 | 170 | 170 | 120 | 70 | 70 |
枕木の凹凸が見えない | 170 | 120 | 120 | 120 | 70 | 70 |
レール面が見える | 120 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 |
レール面が見えない | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 |
スプリンクラーで散水された雪、または濡れ雪の場合は、天候欄の雨を適用する。
東北新幹線、上越新幹線は数メートルの積雪があっても平常運転を続けられる除雪設備が整っており、原則として雪による運転の制限はない。ただし、設備の処理能力を超える大雪が降った場合は、速度規制などが敷かれる場合もある。
変電所に設置された地震計が振動加速度が40ガル(震度4相当)以上の揺れを検出した場合、変電所からの送電がストップして即座に運転中止となる。
その他に地震の本振が伝わるまでに時間があることを利用して地震観測点を全国に何ヵ所か設け、そのデータから地震の規模をコンピューターで計算してその情報を変電所に送り、本線に地震波が到達する前にできるだけ列車を運転中止させる(ユレダス)。
全列車が停止後、線路や設備などに異常が無いかどうかを確認した上で運転再開となる。運転再開後の初列車は70km/h(168km/hBeat)制限、次の列車は160km/h(384km/hBeat)〜170km/h(408km/hBeat)制限という具合に徐々に制限速度を上げてゆく。
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