内気はずかしゆう君ちゃん

読み:うちきはずかし・ゆうくんちゃん
品詞:固有名詞

あみしのプロダクションのOmizuが制作した自主制作アニメーションで、今では伝説となっている。全3話。

目次

主人公の、女の子のような男の子ゆう君は、姉に女装させられたり、父親との家庭問題に悩んだり、電車にはねられて死んだりする。

今ではありがちな、姉萌え、ショタコン、性倒錯といった分野に、2001(平成13)年という早い時期から果敢に挑んだ意欲作である。

全話が、第三者により初期のニコニコ動画に投稿された。それ以来、そのあまりの超展開かつカオスな内容のためか評判を呼び、地味に再生回数を稼ぎ続けてきた。

第3話(最終話)は、その衝撃的なラストのためか運営に削除されてしまうが、あろう事か作者本人が自ら全話を高画質で再投稿した。

しかしそれも後に削除されたため、これを著している時点では第三者がアップロードした動画のみ見ることができる。

由来

「PROJECT TEAM DoGA」が開催している「CGアニメコンテスト」に出品された作品。

第14回に第1話と第2話、第15回に第3話が、「CGアニメコンテスト外伝‐選外になったおもしろい作品‐」の「こんなのもアリでしょ! 意欲作・異色作部門」で紹介されている。

それぞれ、仕様は次の通り。

  • 第1話&第2話(2001(平成13)年制作)
    • 作品時間 ‐ 8分27秒
    • 制作人数 ‐ CG2人、他10人
    • 制作日数 ‐ 7ヶ月
  • 第3話(2003(平成15)年制作)
    • 作品時間 ‐ 5分17秒
    • 制作人数 ‐ CG3人、他6人
    • 制作日数 ‐ 11ヶ月

作者

スタッフロール等で、菊池陽介、Omizu、みずち、が混在して使われているが、同一人物と見られる。そして、この人がいわゆる監督である。

絵が下手だったり、各話ごとにキャラの絵が全く違ったり、台詞が棒読みだったり、時々壁に貼られているカレンダーの月と服装等状況が全く違ったりするのも、自主制作アニメーションらしい特徴といえる。

監督は間違いなく狂人と見られるが、音楽は優秀な人材がいたようで評判が良い。

これを著している現在、この作品の4コマまんがが作者のページにて連載されている。時の流れもあり、絵柄がだいぶ変わっている。

作品

ニコニコ動画にあるもの。

第1話は姉萌えの弟と弟萌えの姉のショタコン物語、第2話はショタ同士のアッー!と父親の対峙、第3話はショタ+グロ、という、明らかに人を選ぶ内容となっている。

かつてアップロードされていた『ボイスドラマ「母と娘の確執」』は、主人公を姉と母が奪い合う物語。父親がおかしくなった理由が垣間見えるらしい。

  • ED 女の子じゃいられない
    • 作詞: みずち(菊池陽介)
    • 作曲: 吉田仁郎
    • 編曲: 吉田仁郎
    • 唄: 瞰野純(ミルノ純)
  • ゆう君(水月ゆう 13才): 瞰野純(ミルノ純)
  • お姉ちゃん(水月みか 15才): 廣田麻里子(1話)、南可奈(3話、ボイスドラマ)
  • おかあさん: 紺野柚希
  • お父さん: 日野高志
  • けい君(風間けい 13才): 御堂望
  • 昭和軍人: 竹部元彦
  • 奥さん: 桜華春日
  • 仏: 近藤貴久

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