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歴史上初めて登場する使用言語がインド・ヨーロッパ語族の民族。旧約聖書にはヘテ人とある。
紀元前3000年頃の小アジアには、ハッティ(プロト-ヒッタイト)とよばれる原住民がおり、紀元前2000年頃に北東から移住してきたヒッタイト人に率いられ小国を形成。紀元前1900年頃にカッパドキアを征服、紀元前1800年にはアナトリアに古王国を建設した。ムルシリシュ1世はバビロンまで遠征したりしたが、その後は内紛やミタンニ王国との抗争などで混乱していた。
紀元前1500年頃、トゥドハリヤシュ2世が強力な王権を確立、新帝国を築いた。四代目のシュピルリウマシュ王はミタンニを服属させシリアを征服するなど、鐵製武器や馬と二輪戦車により発展していった。その後もエジプトのラムセス2世とシリアを巡り戦争を繰り返した。ハットゥシリシュ3世はアッシリアに対する懸念からラムセス2世と平和条約を結び、アマルナ時代と呼ばれたが、紀元前1190年頃に海上民族に侵入され滅びた。
初めは地方分権的だったが、新帝国で中央集権的になった。またテリピヌシュ王の発布した "ヒッタイト法典" はハンムラビ法典より概して緩く、賠償による和解の精神が強いなどの特徴がある。
ヒッタイトには二つの文字があり、楔形文字は解読されているが、象形文字の聖刻文字は未だ分からないところが多い。
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