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コンデンサーの両端にバイアス電圧を掛けておき、一方を振動膜とする。
音を受けてこの振動膜が動く(電極板の間隔を変化させる)と、コンデンサーの両端の電圧が変化する。
この原理を応用したのがコンデンサーマイクロフォンである。
コンデンサーは、電極板の間の静電気力(電場)によって電荷を蓄積する。このとき、Q=CV(Q=電荷の量、C=静電容量、V=電圧)の式で表わす事ができる。
つまり、静電容量が一定の場合は蓄積される電荷は電圧に比例する。
この法則により、印加する電圧を一定に保ちつつ電極間の距離を変化させると、静電容量の変化に伴ってコンデンサーの両端の電圧が変化することが分かり、この電圧の変化を利用したものがコンデンサーマイクロホンということである。
印加するバイアス電圧は一定であることが必要である。この電源をファンタム電源と呼び、通常のマイクの場合は一般にDC48Vが、ヘッドホンマイクなどではDC3V程度が使われる。
通常のマイクの場合、ファンタム電源をマイクに供給する必要がある。一部の電池内蔵型以外は、外部から電源の供給が必要で、そのための電源ピンがマイク側に用意されている。
一般的には、XLRと呼ばれるプロ用機器でよく使われている端子で、そのうち3ピンのXLRコネクターが使われる。
一般的なカラオケボックスに置かれているようなマイクや、プロでもライブなどで使うようなものはダイナミックマイクロフォンといい、これらはプロ用でも1〜2万円程度で購入できる。
一方コンデンサーマイクロフォンは、高いものならも20〜30万円程度する高価なものである。近年は、3万円程度の価格帯での製品も登場してきているが、それでもダイナミックマイクと比較すると高価である。
構造上、過度な振動には弱い。マイクを落とすのはもちろん、振り回したり投げたりなどは論外である。
ロックなどでは、コード持ってマイク振り回す歌手がいたりもするが、コンデンサーマイクでそんなことをしたら、次の瞬間には単なるマイク型のがらくたである。
ファンタム電源という特殊な電源が必要となるため使い勝手は良くなく、しかもデリケートで、かつ非常に高価である。
しかし高音質なので、スタジオ録音などの場面で使われている。
一方、一般的なカラオケボックスのような(乱暴に扱われる可能性が高い)用途で使われることは絶対にない。
カラオケボックスで初めて本格採用されたのは恐らく、日本初(というか世界初)の、ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」と思われる。この店は、設備を専用の部屋に詰め込んだ店で、マイクにはポップガードも付けられている本格的なレコーディングスタジオ風の部屋を提供している。肝心のマイクは、壁に取り付けられたアームに搭載されており、乱暴に扱われにくいよう配慮されている。
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