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パッヘルベル作曲「カノン」で採用されたコード進行のこと。
パッヘルベルのカノンのベースラインは、音名で「D‐A‐B‐F♯‐G‐D‐G‐A」を延々と繰り返している。
ダイナミックな4度音程の下降を繰り返すのが特徴。このコードはパッヘルベルが作ったわけではなく、それ以前からあることも知られてはいるが、カノンによって知名度が高まったため、このように呼ばれている。
実際には、一曲の中で54回繰り返しているが、このコード進行を採用し、他のメロディを乗せた曲作りがよく行なわれる。
kanonc.mid (カノンコード)
コード進行の完成形であると言われている。
使い古されたコード進行とも呼ばれており洋楽では意図的に避けられているようだが、日本では今もなお人気が高く、このコード進行を使った曲は続々と作られている。その数は無数にあり、全てを挙げるのは不可能である。
このコード進行で、どれだけ良い曲が作れるかが作曲家としての勝負どころと言える。
基本は次の通りである(ハ長調)。
| C | G | Am | Em | F | C | F | G7 |
サビに多用される。曲全体がこのコードのものもある。
実際には、ベースが下がっていない等のアレンジが加えられることが多く、次のようなものがよく使われる。
| C | G/B or Em/B | Am | Em/G or C/G or Am7/G | F | C/E or Em | Dm7 or Dm7/G | G7 |
様々なジャンルの曲に使え、比較的良い曲が生まれやすいコード進行である。ポップ・ミュージックはもちろんのこと、メロディック・ハードコア(メロコア)などでも多用される。
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