東北本線
読み:とうほく-ほんせん
外語:Tohoku Line

 東京都と青森県を結ぶ、JRの鉄道路線(幹線)。
 旧国鉄の本線制度においては、東北線の一つであり、その本線となっている。現在では、東北線などの走る線路の名前と考えれば良い。
目次

概要

起点・終点

区間

現状
 国鉄時代は東京〜田端〜仙台〜青森であったが、国鉄分割民営化に際して赤字路線はほぼ全て切り捨てられ第三セクター化され、もって路線は分断されている。
 支線や別線を含めると、東北本線には次の区間がある。
 また、東北新幹線も東北本線の別線の一つである。

分断区間

東北縦貫線計画
 東北縦貫線は、東京駅秋葉原駅の約1.3kmに新線を設け、既存区間含め東京駅〜上野駅を結ぶ計画である。このうち神田駅周辺では東北新幹線の高架の更に上に建設される二重高架構造になる。
 現状、東北本線の秋葉原駅〜上野駅区間は、山手線・京浜東北線と、留置線がある。留置線は、上野駅で常磐線・高崎線・東北線(宇都宮線)に接続される。元々は東京駅〜上野駅の線路が存在したのだが、東北新幹線建設のためにこの土地を使ったため、これら路線は上野駅止まりとなった。新幹線は通ったが在来線は不便になった。
 そこで、東京駅〜秋葉原駅に新線を建設し、常磐線・高崎線・東北線(宇都宮線)と東海道線を直結し、相互の乗り入れを実現しようとするのが、この東北縦貫線計画である。
 現在、東京駅と上野駅を結ぶ運転系統は京浜東北線と山手線しかなく混雑が著しいが、更にもう一本路線が出来れば混雑の緩和が期待される。
 しかし周辺プロ市民の妨害が激しく、当初2009(平成21)年の予定は叶わず2011(平成23)年頃の予定に遅れ、そして2007(平成19)年8月1日、プロ市民らは建設妨害を目的に、建設中止を要求する提訴を東京地裁に起こした。現在は、2015(平成27)年3月に完成予定とされている。

所属

特徴

運転系統の情報
 区間は、東北本線該当分のみ。
 なお、運転系統名東北線または東北本線としては北の玄関口上野止まりであり、東京までは京浜東北線として運行されている。

接続する主な路線
 ここでは、かつての本線制度を前提とした接続状況を記している。
 現行の運転系統で駅ごとの接続状況は、東北線の項を参照のこと。
 なお、東北本線そのものである、「京浜東北線」「高崎線」「宇都宮線」は記述していない。

主な橋

主なトンネル

経由する自治体
 在来線のみを対象としており、東北新幹線は含まれていない。
東京都
千代田区台東区荒川区北区
埼玉県
川口市 ‐ 蕨市 ‐ 川口市 ‐ さいたま市 ‐ 上尾市 ‐ 蓮田市 ‐ 白岡市 ‐ 久喜市 ‐ 加須市
茨城県
古河市
栃木県
下都賀郡野木町 ‐ 小山市 ‐ 下野市 ‐ 河内郡上三川町 ‐ 宇都宮市 ‐ 塩谷郡高根沢町 ‐ さくら市 ‐ 矢板市 ‐ 大田原市 ‐ 那須塩原市 ‐ 那須郡那須町
福島県
白河市 ‐ 西白河郡西郷村 ‐ 白河市 ‐ 西白河郡泉崎村 ‐ 矢吹町 ‐ 岩瀬郡鏡石町 ‐ 須賀川市 ‐ 郡山市 ‐ 本宮市 ‐ 安達郡大玉村 ‐ 二本松市 ‐ 福島市 ‐ 伊達市 ‐ 伊達郡桑折町 ‐ 国見町
宮城県
白石市 ‐ 柴田郡大河原 ‐ 柴田町 ‐ 岩沼市 ‐ 名取市 ‐ 仙台市 ‐ 多賀城市 ‐ 宮城郡利府町 ‐ 塩竈市 ‐ 宮城郡利府町 ‐ 松島町 ‐ 大崎市 ‐ 遠田郡美里町 ‐ 大崎市 ‐ 栗原市 ‐ 登米市 ‐ 栗原市 ‐ 登米市
岩手県
一関市
宮城県
栗原市
岩手県
一関市 ‐ 西磐井郡平泉町 ‐ 奥州市 ‐ 胆沢郡金ヶ崎町 ‐ 北上市 ‐ 花巻市 ‐ 紫波郡紫波町 ‐ 矢巾町 ‐ 盛岡市 ‐ (分断)
青森県
(分断) ‐ 八戸市 ‐ 上北郡おいらせ町 ‐ 六戸町 ‐ 三沢市 ‐ 上北郡六戸町 ‐ 東北町 ‐ 七戸町 ‐ 東北町 ‐ 野辺地町 ‐ 東津軽郡平内町 ‐ 青森市

列車の情報
 区間は、東北本線該当分のみ。

主な特急

主な車両

通勤・近郊型車両

特急車両

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