京成電鉄
読み:けいせいでんてつ
外語:Keisei Electric Railway Co.,Ltd.

 大手私鉄の一つ。パスネットPASMOに加盟している。京成は東[京][成]田の略である。
目次

会社概要

主要子会社

路線

概況
 2008(平成20)年3月現在、総営業キロ102.4km。
 京成上野〜成田空港の「本線」を中心に、6路線を営業し、全路線で計64駅がある。
 本線の駒井野分岐部〜成田空港は、成田空港高速鉄道第二種鉄道事業者として乗り入れしている。
 相互乗り入れは、芝山鉄道都営地下鉄北総鉄道と行なっている。

路線一覧
 全6路線は次のとおり(順不同)。
 関連する路線は次のとおり。
 成田空港線は、北総線または本線との二重戸籍となっている。

特徴

誕生
 1909(明治42)年に京成電気軌道が創立し、1912(大正元)年までに押上〜江戸川(仮駅)と曲金(現、京成高砂)〜柴又間が開通した。
 その後は船橋、千葉方面と都心方面それぞれに延伸し、1930(昭和5)年に成田まで、1933(昭和8)年に京成上野まで開業した。

軌間の変更
 軌間はかつて偏軌(幅1372mm)を採用していた。
 しかし、押上線から都営1号線(現在の都営浅草線)への相互乗り入れをするにあたり、都営地下鉄は京浜急行電鉄に合わせて標準軌の採用を決めた為、京成電鉄は全線にわたる改軌を余儀なくされた。
 改軌は1959(昭和34)年に行なわれたが、当時は列車の本数も乗客も少なかったため、運休という形は取らずに乗客を工事境界となる駅で乗り換えてもらう方式が取られた。

国鉄との死闘
 開業当時から国鉄と激しい競争を繰り広げて来たが、昭和40年代までは京成の圧勝であった。
 しかし、第二の都心乗り入れとなる都営1号線の乗り入れ開始後、しばらくすると会社の経営に暗雲が立ち込み始める。
 主に会社の体力に見合わない大規模工事が多かったことが原因だが、それに加えてライバルの国鉄・総武線の巻き返し、不動産投資の失敗や北総開発鉄道(現在の北総鉄道)や成田空港乗り入れに関するゴタゴタなどもあり、一時期は倒産の噂までが流れた。
 しかし、その後は成田空港も無事開港して念願の空港直下への乗り入れを果たし、関連会社であるオリエンタルランド(東京ディズニーランドの運営会社、株式20%以上を保有)の運営は大成功している。
 これにより、ようやく大手私鉄として真っ当な会社に脱皮することができたのである。

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