オガネソン
読み:オガネソン
外語:Og: Oganesson
18族
(
希ガス
)に属する
典型非金属元素
の
超重元素
。仮名ウンウンオクチウム(Uuo)。
目次
情報
基本情報
一般情報
原子情報
物理特性
同位体
性質
特徴
安全性
適用法令
危険性
有害性
環境影響
発見
1999年
2002年
2006年
主な化合物
前後の元素
情報
基本情報
一般情報
元素記号
: Og
原子番号
: 118
周期
: 7
族
:
18族
(0族、VIIIA族)、
希ガス
分類:
典型非金属元素
原子情報
原子量
: [294]
電子配置:
1s
2
、2s
2
、2p
6
、3s
2
、3p
6
、3d
10
、4s
2
、4p
6
、4d
10
、4f
14
、5s
2
、5p
6
、5d
10
、5f
14
、6s
2
、6p
6
、6d
10
、7s
2
、7p
6
[
Rn
]5f
14
、6d
10
、7s
2
、7p
6
電子殻
: 2、8、18、32、32、18、8
原子価: 不明
酸化数: 不明
物理特性
相
:
気体
(推定)
融点
: (該当資料なし)
沸点
: (該当資料なし)
密度
: (該当資料なし)
比重
: (該当資料なし)
CAS番号
: 54144-19-3
ICSC番号: (登録なし)
水への溶解性: 不明
同位体
安定同位体
は存在しない。全ての同位体が
放射性同位体
である。
同位体
天然存在比
半減期
崩壊
崩壊後生成物
294
Og
‐
0.89ミリ秒
α崩壊
290
Lv
性質
不明。
希ガス
で、電子配列では
Q殻
の
p軌道
が
閉殻構造
となっていて安定しているため、コンピューターシミュレーションによる予想が容易である。
他の希ガス元素と同様に塩化物や弗化物を作ることが予想され、酸化数も他の希ガスと同様、少なくとも0以外に+2が予想され、更に
キセノン
のように+4なども可能性がある。
特徴
安全性
適用法令
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
放射性同位元素
試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示
危険性
引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
発見
1999(平成11)年
この元素は1999(平成11)年に米ローレンス・バークレー国立研究所の
サイクロトロン
で、加速した
クリプトン
を
鉛
に衝突させるという方法で作りだされた、とされた。
製法は次の通りとされた。
208
Pb +
86
Kr →
293
Og + n
しかし、後の検証で確認ができないばかりか、研究成果は科学者の捏造であったことが判明、この発表は撤回された。
2002(平成14)年
最初のきちんとした報告は2002(平成14)年、ロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)が、モスクワ郊外にある粒子加速装置で
カリホルニウム
に
カルシウム
を衝突させるという方法で作りだされた。
製法は次の通りであった。
249
Cf +
48
Ca →
294
Og + 3n
2個程度の原子を確認したとされたが、未確定とされた。
2006(平成18)年
2006(平成18)年10月9日、ロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)と米国立ローレンス・リバモア研究所(LLNL)の共同チームが発見した。
製法は次の通りである。
249
Cf +
48
Ca →
294
Og + 3n
今回は4個程度確認されたとしている。
IUPAC/IUPAPは、この発見を承認し、命名権を与えた。
化学名Oganessonは、
超重元素
の研究に貢献したアルメニア人でロシア市民権を持っていた原子核物理学者ユーリイ・オガネシアン(ロシア語名Юрий Цолакович Оганесян; Yuri Tsolakovich Oganessian; アルメニア語名〓〓〓〓〓 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓)に敬意を表して命名された。なお、
希ガス
はこれまで慣例として-onが付けられていたため、従来の慣例を崩さないよう、この元素にも-on語尾のOganessonという名が付けられることとなった。
主な化合物
不明。
前後の元素
117
テネシン
‐ 118
オガネソン
‐ 119
ウンウンエンニウム
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