テネシン
読み:テネシン
外語:Ts: Tennessine
17族
に属する
典型非金属元素
の
超重元素
。仮名ウンウンセプチウム(Uus)。
目次
情報
基本情報
一般情報
原子情報
物理特性
同位体
性質
特徴
安全性
適用法令
危険性
有害性
環境影響
発見
主な化合物
前後の元素
情報
基本情報
一般情報
元素記号
: Ts
原子番号
: 117
周期
: 7
族
:
17族
(VIIB族、VIIA族)、
ハロゲン
分類:
典型非金属元素
原子情報
原子量
: 不明
電子配置:
1s
2
、2s
2
、2p
6
、3s
2
、3p
6
、3d
10
、4s
2
、4p
6
、4d
10
、4f
14
、5s
2
、5p
6
、5d
10
、5f
14
、6s
2
、6p
6
、6d
10
、7s
2
、7p
5
[
Rn
]5f
14
、6d
10
、7s
2
、7p
5
電子殻
: 2、8、18、32、32、18、7
原子価: 不明
酸化数: 不明
物理特性
相
:
固体
融点
: (該当資料なし)
沸点
: (該当資料なし)
密度
: (該当資料なし)
比重
: (該当資料なし)
CAS番号
: 87658-56-8
ICSC番号: (登録なし)
水への溶解性: 溶けない
同位体
安定同位体
は存在しない。全ての同位体が
放射性同位体
である。
同位体
天然存在比
半減期
崩壊
崩壊後生成物
291
Ts
‐
10ミリ秒
292
Ts
‐
50ミリ秒
293
Ts
‐
22ミリ秒
α崩壊
289
Mc
294
Ts
‐
51ミリ秒
α崩壊
290
Mc
297
Ts
‐
性質
不明。
特徴
安全性
適用法令
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
放射性同位元素
試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示
危険性
引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
発見
2009(平成21)年、ロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)が、モスクワ郊外にある粒子加速装置で
バークリウム
に
カルシウム
を衝突させるという方法で作りだされ、翌 2010(平成22)年に発表された。
製法は次の通りであった。
249
Bk +
48
Ca →
297
Ts
*
→
293
Ts + 4n
249
Bk +
48
Ca →
297
Ts
*
→
294
Ts + 3n
7ヶ月間の実験で、
293
Tsが5原子、
294
Tsが1原子確認された。
2012(平成24)年、ドイツの重イオン科学研究所(GSI)でも、他の組み合わせにおいて発見したと発表した。
2015(平成27)年12月、IUPAC/IUPAPは元素の発見を承認、ロシアのドブナ原子核共同研究所と、共同研究チームであるアメリカのローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)、オークリッジ国立研究所(ORNL)に命名権を与えた。
化学名Tennessineは、米国テネシー州にあるオークリッジ国立研究所(ORNL)の貢献により、テネシー州(Tennessee)から命名された。なお、金属元素は現在、語尾に-iumを付けることになっているが、
ハロゲン
はこれまで慣例として-ineが付けられていた。そこで従来の慣例を崩さないよう、この元素にも-ine語尾のTennessineという名が付けられることとなった。
主な化合物
不明。
前後の元素
116
リバモリウム
‐ 117
テネシン
‐ 118
オガネソン
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