乳酸
読み:にゅうさん
外語:lactic acid
有機酸
(
カルボン酸
)の一つのヒドロキシ酸で、炭素数3の脂肪族ヒドロキシモノカルボン酸。
目次
物質の情報
誘導体、関連物質の例
物質の特徴
風味等
分子生物学
安全性
危険性
有害性
環境影響
物質の情報
D体とL体の
光学異性体
がある。
組成式: C
3
H
6
O
3
構造式: CH
3
CH(OH)COOH
分子量
: 90.08
比重
: 1.2 (水=1)
融点
: 16.8℃
沸点
: (該当資料なし)
CAS番号
: 50-21-5、79-33-4(D体)、10326-41-7(L体)、598-82-3(ラセミ体)
ICSC番号: 0501
化学名: 2-Hydroxypropionic Acid
常温常圧乾燥下では、無色〜
黄色
の粘稠液体または
結晶
。無臭、あるいは甘い香りを有する。
誘導体、関連物質の例
乳酸アルミニウム Al(CH
3
CHOHCOO)
3
) (18917-91-4)
乳酸カルシウム
(C
6
H
10
CaO
6
) (814-80-2)
物質の特徴
中程度の
強酸
である。
乳糖
の
驢ア酵
によって生成される。
酸味料
としても利用される。
風味等
酸味
がある。
分子生物学
運動などをすると
筋肉
中で産生される(
乳酸驢ア酵
)。
これは
血液
によって他の
筋肉
に運ばれて
エネルギー
となったり、あるいは肝臓で再び
糖
に再生される(糖新生)。
また乳酸には強力な殺菌力があるため、
生物
はこれを活用する。例えば女性の
膣
内ではデーデルライン乳酸菌という特殊な常在菌により乳酸が産生されているため酸性となっていて、外部からの病害菌などの侵入を防いでいる(
膣
の自浄効果)。
安全性
危険性
引火点: 110℃ (密閉式)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: 眼に対して腐食性を示す。
刺激性:
皮膚
、気道を刺激する。
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
規制値
一日許容摂取量
(ADI): (該当資料なし)
暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
暴露許容濃度(TLV): 設定されていない
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
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