皮膚
読み:ひふ
外語:skin
動物において最大の面積を持つ臓器。身体の表面を覆う器官。この内側にある臓器を内臓という。
概要
皮膚は複数の層に分かれている。表面に近い部分から順に、次の通り。
- 表皮
- 角質層
- 顆粒層(かりゅうそう)
- 有棘層(ゆうきょくそう)
- 基底層(きていそう)
- 真皮
- 皮下組織
特徴
真皮
表皮最下層である基底層が真皮と接しており、真皮には血管や神経、汗腺、脂腺などの組織がある。
皮膚炎の代表であるアトピー性皮膚炎は、真皮線維芽細胞から神経栄養因子アルテミンがサブスタンスP(P物質)によって誘導され、神経が発達することにより生じることが知られる。
吸収
皮膚は基本的には排泄器官であるが、分子量の小さいものであれば吸収することもできる。
吸収可能な最大分子量は500とも1000とも3000とも言われるが、何れにしてもあまりに大きな分子は吸収できない。
火傷
人間の場合、皮膚の約6割が(火傷などにより)失われると、体内の環境保護ができなくなり、死に致る。
皮膚呼吸が出来無くなって死ぬわけではない。
再検索