黄色
読み:きいろ
外語:yellow
色
の一つ。
色の三原色
の一つであり、日本の伝統的な
虹
の七色の一つで、
橙色
に次ぐ三番目の色。
目次
概要
特徴
波長
周辺の波長
視覚
色調
関連する色
補足
日常の色
黄色色素
概要
補色の三原色の一つであり、黄色は、光の三原色の一つである
青
の
補色
となる。
カラー印刷において、インクやトナーの色として使われている。
レモン、菜の花、熟した
バナナ
などの色。
また、
花粉
などは黄色系のものが多い。これは、特に虫媒花は、花粉が虫によく見えるようにするためである。
医薬品
等でも、黄色あるいは
淡黄色
(薄い黄色)を呈するものが多くある。
特徴
波長
人により差はあるが、概ね波長にして590nm〜550nm程度までが黄色とされる。
周辺の波長
黄色よりも
波長
が長く(
周波数
が小さく)なると、色は、虹の七色においては
橙色
へと変わっていく。
黄色よりも波長が短く(周波数が大きく)なると、色は、虹の七色においては
緑
へと変わっていく。
視覚
人間の色覚においては、RGB(
赤
・
緑
・
青
)を、それぞれの錐体
細胞
で認識する。
黄色は、RGBの
加法混色
において、赤と緑(R+G)で作ることができる、つまり黄色の波長の光は赤と緑の細胞を刺激している。人間の眼は赤と緑の細胞が刺激されると黄色の光と認識するが、赤い光と緑の光を組み合わせも同様の細胞が刺激され、黄色に見える。そして、本当に黄色の波長の光かどうかを区別することはできない。
テレビなどではこの原理を応用しており、各画素ごとにRGBの何れかの色に光るように作られ、黄色の画素からは赤と緑の光が照射されて目に届くようになっている。
黄色は視認性が高い色であるため、警戒色として使われており、黄色と黒の縞模様は、危険なもの(踏切、工事現場、
阪神タイガース
)に使われている。
色調
光の三原色
では、R=255、G=255、B=0 (#FFFF00) が相当する(青の補色)。
CMYK
で、C=0%、M=0%、Y=100%、K=0% が黄色である。
CMYKからRGBへの換算は様々あるが、ネットの色辞典
原色大辞典
によると、黄色は
#00a1e9 [R:255 G:217 B:0]
が相当するとのことである。
関連する色
黄色に関連する色(順不同)。
淡黄色
(薄黄色)
濃黄色
山吹色
金色
琥珀色
カナリア色
檸檬色
(レモン色)
補足
日常の色
テレビとビデオなどを繋ぐケーブルのうち、
コンポジット映像信号
の場合のケーブルの色は「黄色」である。
固定抵抗器
の色帯では、黄色は4を意味する。
黄色色素
タール色素
(
合成着色料
)でよく使われている黄色色素は次の通り。
黄色4号
黄色5号
黄色201号
黄色202号の(1)
黄色202号の(2)
黄色203号
黄色204号
黄色205号
黄色401号
黄色402号
黄色403号(1)
黄色404号
黄色405号
黄色406号
黄色407号
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