フル規格の新幹線の一つ。東京から富山、敦賀を経て、最終的には新大阪に至る計画である。当初は「長野新幹線」の仮称で部分開業していた。
以下は開業済みの金沢までの情報。
- 総延長: 450.5km(営業キロ)
- 軌間: 1435mm軌道(標準軌)
- 駅数: 18駅(起点、終点の駅、東北上越新幹線区間を含む)
- 単線複線: 全線複線
- 電化区間: 全線電化、架空電車線方式・交流電化25kV・50Hz/60Hz
- 閉塞方式: (不明)
- 保安装置: (未確認)
- 運転速度: (未確認)
- 所要時間: 東京〜金沢 148分(かがやき)
敦賀から新大阪に至る予定だが、区間は未定である。
- 1997(平成9)年10月1日: 東京〜長野 開業
- 2004(平成16)年10月23日17:56(@413): 新潟県中越地震が発生し、とき325号脱線
- 2005(平成17)年12月10日: 全車両が禁煙となる
- 2015(平成27)年3月14日: 長野〜金沢 開業
「長野新幹線」の名は、全国新幹線鉄道網整備計画の一環として建設されている「北陸新幹線」の一部を指す愛称である。
東京〜大宮は東北新幹線、大宮〜高崎は上越新幹線の線路を使って営業している。
1997(平成9)年に、長野冬季オリンピックに合わせる形で長野までが開通した。今までのフル規格路線のような全線立体交差ではなく、踏切こそ無いが地上を走る区間もあり、フル規格ではこれ以上建設費は切り詰められないであろう造りとなっている。
また、並行する在来線は廃止されたり第三セクター鉄道となったりしており、今後開通するフル規格新幹線のあり方を考えるモデルケースとなった。次のように第三セクター化される。
- しなの鉄道 (長野〜妙高高原、元 信越本線)
- えちごトキめき鉄道 (妙高高原〜市振、元 信越本線、北陸本線)
- あいの風とやま鉄道 (市振〜倶利伽羅、元 北陸本線)
- IRいしかわ鉄道 (倶利伽羅〜金沢、元 北陸本線)
北陸新幹線を走る列車種別は、次のとおりである。
- 全区間列車
- かがやき (速達) 東京‐金沢間を最短約2時間半
- はくたか
- 区間往復列車
- つるぎ 富山‐金沢間を往復
- あさま 東京‐長野間の往復(旧 長野新幹線と同じ)
長野新幹線は、専用のE2系が用意されている。
これは、高崎〜軽井沢の碓氷峠30パーミル勾配と、軽井沢〜佐久平で電気の周波数(50Hz/60Hz)が変わるため、これらに対応した車両が必要なためである。
先に開業している東海道新幹線も周波数変更線をまたがっているが、東海道新幹線の電化は全て60Hzで行なわれている。
「Maxあさま」はE2系ではなくE4系が使われるが、E4系は50Hz専用のため、軽井沢→東京のみを走行する。逆の東京→軽井沢は、客を乗せると碓氷峠の坂が上れなくなるため、E4系での旅客運用はされていない。
- 東京駅
- 上野駅
- 大宮駅
- 熊谷駅
- 本庄早稲田駅
- 高崎駅
- 安中榛名駅
- 軽井沢駅
- 佐久平駅
- 上田駅
- 長野駅
- 飯山駅
- 上越妙高駅
- 糸魚川駅
- 黒部宇奈月温泉駅
- 富山駅
- 新高岡駅
- 金沢駅
以降は2025(令和7)年度開業予定。
用語の所属
東日本旅客鉄道
新幹線
フル規格
北陸新幹線 (路線名)
整備新幹線
関連する用語
長野行新幹線
あさま
横軽