ポロニウム - 通信用語の基礎知識

ポロニウム
読み：ポロニウム
外語：Po: Polonium

　銀白色の金属光沢を持つ半金属元素の一つ。

情報

基本情報

一般情報
原子情報
物理特性

同位体

性質
特徴

安全性

危険性
有害性
環境影響

発見
主な化合物
前後の元素

情報

基本情報

一般情報

元素記号: Po
原子番号: 84
周期: 6
族: 16族(VIB族、VIA族)、カルコゲン、酸素族
分類: 半金属元素

原子情報

原子量: [209]
電子配置:
- 1s²、2s²、2p⁶、3s²、3p⁶、3d¹⁰、4s²、4p⁶、4d¹⁰、4f¹⁴、5s²、5p⁶、5d¹⁰、6s²、6p⁴
- [Xe]4f¹⁴、5d¹⁰、6s²、6p⁴
電子殻: 2、8、18、32、18、6
原子価: 2、4
酸化数: -2、0、+2、+4、+6

物理特性

相: 固体
融点: (該当資料なし)
沸点: (該当資料なし)
密度: (該当資料なし)
CAS番号: 7440-08-6、13981-52-7(²¹⁰Po)、15735-67-8(²¹⁴Po)
ICSC番号: (登録なし)
水への溶解性: 溶けない

同位体
　質量数は、188から220までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
　安定同位体は存在しない。
　崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。

同位体核種	天然存在比	半減期	崩壊	崩壊後生成物
¹⁸⁸Po	‐
¹⁸⁹Po	‐
¹⁹⁰Po	‐		α崩壊	¹⁸⁶Pb
¹⁹¹Po	‐		α崩壊	¹⁸⁷Pb
¹⁹²Po	‐		α崩壊	¹⁸⁸Pb
¹⁹³Po	‐		α崩壊	¹⁸⁹Pb
¹⁹⁴Po	‐		α崩壊	¹⁹⁰Pb
¹⁹⁵Po	‐		α崩壊	¹⁹¹Pb
¹⁹⁵Po	‐		β⁺崩壊	¹⁹⁵Bi
¹⁹⁶Po	‐		α崩壊	¹⁹²Pb
¹⁹⁷Po	‐		β⁺崩壊	¹⁹⁷Bi
¹⁹⁷Po	‐		α崩壊	¹⁹³Pb
¹⁹⁸Po	‐		α崩壊	¹⁹⁴Pb
¹⁹⁸Po	‐		β⁺崩壊	¹⁹⁸Bi
¹⁹⁹Po	‐		β⁺崩壊	¹⁹⁹Bi
²⁰⁰Po	‐		β⁺崩壊	²⁰⁰Bi
²⁰⁰Po	‐		α崩壊	¹⁹⁶Pb
²⁰¹Po	‐		β⁺崩壊	²⁰¹Bi
²⁰²Po	‐		β⁺崩壊	²⁰²Bi
²⁰³Po	‐		β⁺崩壊	²⁰³Bi
²⁰⁴Po	‐		β⁺崩壊	²⁰⁴Bi
²⁰⁵Po	‐		β⁺崩壊	²⁰⁵Bi
²⁰⁶Po	‐		β⁺崩壊	²⁰⁶Bi
²⁰⁷Po	‐		β⁺崩壊	²⁰⁷Bi
²⁰⁸Po	‐	2.9年	α崩壊	²⁰⁴Pb
²⁰⁹Po	‐	102年	α崩壊	²⁰⁵Pb
²⁰⁹Po	‐	102年	EC崩壊	²⁰⁹Bi
²¹⁰Po		138.4日	α崩壊	²⁰⁶Pb
²¹¹Po		0.52秒	α崩壊	²⁰⁷Pb
²¹²Po		0.3μ秒	α崩壊	²⁰⁸Pb
²¹³Po	‐	4.2μ秒	α崩壊	²⁰⁹Pb
²¹⁴Po		164μ秒	α崩壊	²¹⁰Pb
²¹⁵Po		1.78ミリ秒	α崩壊	²¹¹Pb
²¹⁶Po		0.145秒	α崩壊	²¹²Pb
²¹⁷Po		3.11ミリ秒	α崩壊	²¹³Pb
²¹⁸Po	‐	3.10分	α崩壊	²¹⁴Pb
²¹⁸Po	‐	3.10分	β^－崩壊	²¹⁸At
²¹⁹Po	‐
²²⁰Po	‐

性質
　原子力電池やα線源に使われている。
　ロシアでは、暗殺にポロニウム210(²¹⁰Po)を使うらしい。

特徴

安全性

危険性

引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)

有害性

刺激
- 腐食性: (該当資料なし)
- 刺激性: (該当資料なし)
- 感作性: (該当資料なし)
毒性
- 急性毒性: (該当資料なし)
- 慢性毒性: (該当資料なし)
- がん原性: (該当資料なし)
- 変異原性: (該当資料なし)
- 生殖毒性: (該当資料なし)
- 催畸形性: (該当資料なし)
- 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)

発見
　1869(明治2)年、周期表を発案したメンデレーエフがエカテルルとして存在を予言した。
　1898(明治31)年、ピエール・キュリー、マリ・キュリー夫妻が、ウラン鉱石中から発見した。
　化学名Poloniumは、発見者キュリー夫妻の祖国ポーランドのラテン語形「Polonia」から命名された。

主な化合物

硫酸ポロニウム(IV) (Po(SO₄)₂)
酸化ポロニウム(IV) (PoO₂)

前後の元素
　
　83 ビスマス ‐ 84 ポロニウム ‐ 85 アスタチン

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