東京都市計画道路幹線街路環状第2号線
読み:とうきょうとしけいかくどうろ-かんせんがいろ-かんじょう-だいにごう-せん

 環状第1号線環状第3号線の間にある環状路線の都市計画道路。東京放射環状道路網のうちの環状線の一つ。
目次

情報

起点・終点

設計諸元
 環状第2号線延伸部は、有明〜豊洲〜晴海〜勝鬨〜築地の区間である。

規制等

法定路線名

通称

沿革
 2015(平成27)年3月までに全面開通目標である。

建設計画

道路の位置
 
 現在は外堀通りとして皇居の外堀に沿った路線が存在するが、実際に外堀通りなのは全区間の半分程度である。
 元々は埋立地に延ばす予定はなく、本当に環状になる予定だったのだろうが、現在の計画では、名前に反し既に環状ではない。恐らく、予算確保上の都合だったのであろう。

環状第2号線延伸部
 有明〜豊洲〜晴海〜勝鬨〜築地まで、埋め立て地を結ぶ区間である。
 環状第2号線が露骨に環状線でなくなったのは、この環状第2号線延伸部が計画されたためである。
 有明は、東京湾岸道路や高速湾岸線(B)が東西に走り南北が分断されている状態で、南北の交流が困難であった。この道路は、この南北を繋ぐ道路の一つとして計画された。
 また、有明〜豊洲までは新交通ゆりかもめの延伸区間でもある。

状況

有明〜豊洲
 起点から、環状2号橋で湾岸線を渡り、有明北橋で運河を渡り豊洲に至るまでは、2006(平成18)年3月25日に供用開始された。
 
 
 
 この区間は、上空にゆりかもめが走る。
 
 

豊洲〜晴海
 晴海運河は豊洲大橋で渡る。橋の延長550m、幅員32.3m(車道10.5m×2、歩道4m×2)のこの橋は、2008(平成20)年度に完成したもようである。
 
 ただし、当該区間の道路が2015(平成27)年3月までに全面開通目標となっており、まだ供用されていない。

晴海
 晴海区間は、かつての東京国際貿易センター見本市会場、現在の清掃工場の正門付近を通る。
 この付近には以前よりの現道があり、清掃工場の正門前の晴海五丁目交差点では月島・晴海連絡道路(補助第314号線)と交差する。
 
 この左右の道路の大部分が環状2号線となるが、拡幅や物理的、地理的都合により、この現道と清掃工場の間に、道路建設用の土地が確保されている。
 現在、既にこの間には幅数十メートルの空き地が確保されていて、橋が無事に掛かれば、後は道路を建設するだけの状態である。
 
 

晴海〜勝鬨
 晴海〜勝鬨の朝潮運河は、現在は水門が存在する。この付近に、朝潮運河橋梁が架橋されるものと思われる。
 
 勝鬨区間は一応、細い現道がある。環状第2号線として使うためには拡幅が必要だが、道路と、北側の新月島川との間のビルを立ち退かせる計画のように見受けられる。
 
 
 勝鬨では途中、新島橋前の交差点(名称不明)で清澄通り(環状第3号線)と交差する。
 
 
 航空写真などを見る限りでも、現道から新月島川方向への拡幅になると見受けられる。

勝鬨〜築地〜新橋
 勝鬨〜築地の区間は、新たな橋で隅田川を渡り築地、そして中央区にある築地市場を突き抜ける。
 その後は新大橋通りに接続される。
 更に直進し、新橋駅の南で国道15号第一京浜と交差する。

新橋〜秋葉原
 その先は新橋駅からやや南のビル群を貫き、港区虎ノ門の特許庁前で外堀通りに接続され道路となる。
 この区間は俗にマッカーサー道路とも呼ばれるほど歴史の長い(≒一向に開通しない)道路であったが、2014(平成26)年3月28日、遂に開通した。
 以降は終点まで現道が整備済みで、外堀通りとして虎ノ門、赤坂見附、四ツ谷、水道橋を経由し、昌平橋交差点〜万世橋交差点までは国道17号、その後は無名の都市計画道路として秋葉原駅の南を東進し、終点の神田佐久間町1丁目の秋葉原交差点で国道4号昭和通りに接続する。

特徴

接続する主な道路

有明

豊洲

晴海

勝鬨

本土

沿道施設、観光地等

道の駅
 道の駅はない。

主な橋

主なトンネル

主な峠
 はない。

並行する鉄道

経由する自治体
東京都
江東区中央区港区 ‐ (千代田区) ‐ 新宿区文京区千代田区

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