利尿作用
読み:りにょう-さよう
尿の生成と排泄(排出)を促す作用のこと。
概要
利尿作用を持つ薬剤を利尿薬という。
逆に、利用作用を抑える薬剤は抗利尿薬という。
特徴
物質
利尿薬としてある薬剤以外にも、次のようなものに利尿作用があることが知られている。
酒類は利尿作用があるが、特にビールは水分も多いため、利尿作用が高いとされる。
食品
次の食品は、含有水分が多く水を飲んでいるのと同様であるため、利尿作用があることが知られている。
- 胡瓜(キュウリ)
- 冬瓜(とうがん)
- 苦瓜(にがうり)
- 西瓜(スイカ)
また、次のものも利尿作用があることが知られる。
仮説
キュウリやタンポポの根に含まれるとされるフラボノイド「イソクエルシトリン」や、スイカに含有するアミノ酸「シトルリン」などに、利尿作用があるとする文献が多くある。
しかしながら、現時点で、これらの物質に実際に利尿作用があったとする一次資料はない。
例えばシトルリンは尿素回路を構成するアミノ酸の一つではあるが、これを摂取して尿量が増えるかどうかは、全く次元の異なる話である。
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