元素合成
読み：げんそごうせい
外語：nucleosynthesis

　核子(陽子や中性子)から原子核を形成する反応。

目次 概要 特徴

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概要
　現在の宇宙には元素が多数存在するが、それらを作り上げるあらゆる事象を、元素合成という。
　その反応は一つではなく、宇宙の歴史の中で様々なものが見いだされている。

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特徴
　次のようなものが知られる。和名については統一的なものがないため、英名を併記する。

• ビッグバン元素合成 (Big bang nucleosynthesis)
  • α-β-γ理論
• 恒星の元素合成(Stellar nucleosynthesis)
  • 核融合
    • 陽子‐陽子連鎖反応 (水素1からヘリウム4を作る反応)
    • CNOサイクル (炭素、窒素、酸素を順番に作り回る反応)
    • ヘリウム燃焼過程
      • アルファ反応
      • トリプルアルファ反応 (3個のヘリウム4から炭素12を作る反応)
    • 炭素燃焼過程
    • ネオン燃焼過程
    • 酸素燃焼過程
    • 珪素燃焼過程
  • s過程
• 超新星元素合成(Supernova nucleosynthesis)や、その他の反応
  • p過程 (超新星爆発時の重力崩壊での反応)
  • rp過程 (実際は超新星爆発では起こらず、X線バーストが最有力候補とされている)
  • r過程 (実際は超新星爆発では起こらず、中性子星の衝突が最有力候補)

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