炭素燃焼過程
読み:たんそねんしょうかてい
外語:Carbon-burning process
末期の恒星にて行なわれる核融合反応の一つ。
概要
炭素同士が融合する核融合反応。
少なくとも太陽の数倍の質量が必要で、一説では、高温(5×108Kまたは50keV以上)、高エネルギー密度(3×109kg/m3以上)が必要となる。
この燃焼が始まる頃には、その恒星は既に水素やヘリウムなど、より軽い元素を燃やし尽くしている。
特徴
基本的には、次の反応でより重い元素が作られる(nは中性子)。
- 12C + 12C → 20Ne + 4He
- 12C + 12C → 23Na + 1H
- 12C + 12C → 23Mg + n
時には次のような反応も起こりうるようだ。
- 12C + 12C → 16O + 24He
- 12C + 12C → 23Mg + γ
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