超新星爆発
読み:ちょうしんせいばくはつ
外語:supernova explosion
大質量の天体がその一生を終える時に起こす大規模な爆発現象で、明るさが太陽の数億倍から数百億倍にもなるもの。
概要
超新星爆発は幾つかの原因があるが、例えば末期の恒星で中心核が潰れる現象「重力崩壊」が起こると、これが超新星爆発の引き金になる。
生じた爆発によって、天体は一時的に大きく輝度を増す。この輝度の上昇によって、地球から観測されたものを超新星という。
そして爆発後、星の形状は完全に変化し、二度と元の状態に戻ることはない。
特徴
ニュートリノ加熱
京でのシミュレーション計算により、超新星爆発はニュートリノ加熱によって起こる可能性が示されている。
ニュートリノで加熱された衝撃波で対流が起こり、加熱を促進することで衝撃波が成長、やがて超新星爆発を起こすとしている。
質量
超新星爆発を起こすためには、重力崩壊型であるII型超新星であれば少なくとも太陽質量の4〜8倍以上が必要との説が有力である。
太陽のようにこれに質量が満たない場合は、超新星爆発はせず、静かに白色矮星となる。
爆発後
太陽質量の30〜40倍程度であれば、超新星爆発後は恒星ブラックホールとなる。
質量がそれに満たない場合、超新星爆発後は中性子星となる。
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