ネオン燃焼過程
読み:ネオンねんしょうかてい
外語:Neon-burning process
恒星にて行なわれている核融合反応の一つ。
概要
ネオン同士が融合する核融合反応。反応が起こる温度とエネルギー密度から、少なくとも太陽の8倍程度の質量が必要。
炭素燃焼過程まで終了し、恒星核の温度が低下するとさらに恒星核は収縮、これに伴い温度と密度が高まり、ネオン燃焼過程が始まる。
特徴
この反応が進む程度に高温になると高エネルギーγ線(光子)による原子核の光崩壊も多くなる。ネオン原子核はこの時、α崩壊する。
- 20Ne + γ → 16O + 4He (光崩壊)
- 20Ne + 4He → 24Mg + γ
時には次のような反応も起こりうるようだ(nは中性子)。
- 20Ne + n → 21Ne + γ (中性子捕獲)
- 21Ne + 4He → 24Mg + n
ネオンが消費し尽されると、恒星核は温度が下がり、再び収縮を始める。そして再度高温高圧になると、次に酸素燃焼過程が始まる。
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