メイアクト
読み:メイアクト
セフジトレン ピボキシル
を主成分とする、第二世代
セフェム系抗生物質
の一つ。メーカーはMeiji Seika ファルマ。
目次
薬品の特徴
製品
効果・効能
用法・用量
成分・添加物
成分
添加物
規制区分
薬効薬理
剤形
錠剤
MS錠
MS小児用細粒
風味等
名称の由来
副作用など
禁忌、使用上の注意
薬品の特徴
製品
100mg錠: 薬品コード6132 015F 1029、識別コードMS M20。薬価77.40円/100mg1錠
MS錠100mg: 薬品コード6132 015F 1037、識別コードMS M27。薬価77.40円/100mg1錠
MS小児用細粒: 薬品コード6132 015C 1030、識別コードM-23。薬価293.90円/g
効果・効能
次のような細菌感染症の治療に用いる。
各種の皮膚感染症
リンパ管・リンパ節炎
肛門周囲膿瘍
咽頭炎・扁桃炎
急性気管支炎・肺炎
中耳炎
尿路感染症
(
膀胱炎
、
腎盂腎炎
)
用法・用量
成人で、1回100mg(
力価
)を1日3回、食後に経口投与する。
年齢・症状に応じて適時増減し、重症ないし効果が不十分な場合は200mg(力価)を1日3回、食後に経口投与する
成分・添加物
成分
セフジトレン ピボキシル
添加物
成形等の目的で剤形により異なる添加物が使われているが、薬効には影響を及ぼさず、MS錠および細粒は錠剤と生物学的同等性があるとされている。
錠剤
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910
ヒドロキシプロピルセルロース
カゼインナトリウム
クロスカルメロースナトリウム
D-
マンニトール
ポリリン酸ナトリウム
ステアリン酸マグネシウム
酸化チタン
マクロゴール400
カルナウバロウ
MS錠
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910
ヒドロキシプロピルセルロース
部分アルファー化デンプン
クロスカルメロースナトリウム
D-マンニトール
ステアリン酸マグネシウム
酸化チタン
マクロゴール400
カルナウバロウ
その他非公開成分1
細粒
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910
ヒドロキシプロピルセルロース
クロスカルメロースナトリウム
精製白糖
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物
塩化ナトリウム
黄色5号
その他非公開成分1
香料
デキストリン
アラビアゴム
プロピレングリコール
バニリン
エチルバニリン
規制区分
処方せん医薬品
薬効薬理
セフジトレン(セフェム系抗生物質)の作用機序は、細菌細胞壁の合成阻害である。
各種
細菌
の
細胞壁
を作る酵素にあるペニシリン結合蛋白(PBP)に結合することで活性を阻害し、殺菌的に作用する。
剤形
錠剤、MS錠、MS小児用細粒がある。
錠剤
100mg錠は
白色
の長細いフィルムコーティング錠。
MS錠
円形白色のフィルムコーティング錠。
MS小児用細粒
橙色の細粒で、僅かな芳香を帯び、味は
甘味
と僅かな苦味を有する。
風味等
通常のものは味はない。
MS小児用細粒は甘味を付けてあるため、甘味と僅かな苦味を有する。
名称の由来
不明。
副作用など
頻度が0.1%を超えるもの。
過敏症
発疹 (※症状が現われたときは、直ちに投与を中止)
血液
好酸球増多 (※経過観察を要する)
肝臓
AST(GOT)
、
ALT(GPT)
の上昇 (※経過観察を要する)
消化器
下痢
、軟便、嘔気、胃不快感、腹痛
下痢となるのは抗菌力に伴う腸内細菌の乱れが原因であるが、酷い下痢でなければ心配はない。
重い
副作用
は滅多に起こらないが、薬品の特性上ごく稀にアナフィラキシーショックをおこす可能性(0.1%〜5%未満)があるので、万一の場合は、必要に応じて使用の中止などの適切な対応が必要である。
禁忌、使用上の注意
この薬品には
牛乳
の成分が含まれるため、牛乳に
アレルギー
を持った人は使用できない。
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