メイアクト
読み:メイアクト

 セフジトレン ピボキシルを主成分とする、第二世代セフェム系抗生物質の一つ。メーカーはMeiji Seika ファルマ。
目次

薬品の特徴

製品

効果・効能
 次のような細菌感染症の治療に用いる。

用法・用量
 成人で、1回100mg(力価)を1日3回、食後に経口投与する。
 年齢・症状に応じて適時増減し、重症ないし効果が不十分な場合は200mg(力価)を1日3回、食後に経口投与する

成分・添加物

成分

添加物
 成形等の目的で剤形により異なる添加物が使われているが、薬効には影響を及ぼさず、MS錠および細粒は錠剤と生物学的同等性があるとされている。

規制区分

薬効薬理
 セフジトレン(セフェム系抗生物質)の作用機序は、細菌細胞壁の合成阻害である。
 各種細菌細胞壁を作る酵素にあるペニシリン結合蛋白(PBP)に結合することで活性を阻害し、殺菌的に作用する。

剤形
 錠剤、MS錠、MS小児用細粒がある。

錠剤
 100mg錠は白色の長細いフィルムコーティング錠。
 
 

MS錠
 円形白色のフィルムコーティング錠。
 
 

MS小児用細粒
 橙色の細粒で、僅かな芳香を帯び、味は甘味と僅かな苦味を有する。

風味等
 通常のものは味はない。
 MS小児用細粒は甘味を付けてあるため、甘味と僅かな苦味を有する。

名称の由来
 不明。

副作用など
 頻度が0.1%を超えるもの。
 下痢となるのは抗菌力に伴う腸内細菌の乱れが原因であるが、酷い下痢でなければ心配はない。
 重い副作用は滅多に起こらないが、薬品の特性上ごく稀にアナフィラキシーショックをおこす可能性(0.1%〜5%未満)があるので、万一の場合は、必要に応じて使用の中止などの適切な対応が必要である。

禁忌、使用上の注意
 この薬品には牛乳の成分が含まれるため、牛乳にアレルギーを持った人は使用できない。

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