ボーリウム
読み:ボーリウム
外語:Bh: Bohrium

 金属元素の一つ。超重元素の一つ。仮名ウンニルセプチウム(Uns)。
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、260から274、一説では275までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
 安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。
 崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。全体的に情報の信憑性に難があるため注意。
同位体核種天然存在比半減期崩壊確率(%)崩壊後生成物
260Bh α崩壊 256Db
261Bh α崩壊 257Db
262Bh α崩壊>80258Db
自発核分裂(SF)<20 
263Bh(未発見)
264Bh α崩壊 260Db
自発核分裂(SF)  
265Bh α崩壊 261Db
266Bh1.7秒α崩壊 262Db
267Bh17秒α崩壊 263Db
268Bh(未発見)
269Bh(未発見)
270Bh α崩壊 266Db
271Bh α崩壊 267Db
272Bh α崩壊 268Db
273Bh 自発核分裂(SF)  
α崩壊 269Db
274Bh α崩壊 270Db
自発核分裂(SF)  
275Bh 自発核分裂(SF)  

性質
 不明。

特徴

安全性

適用法令

危険性

有害性

環境影響

発見
 1984(昭和59)年に、ドイツのヘッセン州ダルムシュタットの重イオン科学研究所(GSI)の加速器UNILACで、209Pbに54Crイオンを衝突させるという方法で作りだされた。製法は209Pb+54Cr→262Bh+nである。
 また後に、スイスのポール・シェラー研究所(PSI)により、他の同位体も作られた。249Bkに22Neイオンを衝突させるというもので、製法は249Bk+22Ne→266Bh+51nまたは267Bh+41nである。
 ボーリウムの名は、量子力学の創設者の一人であり、原子の構造を解明した物理学者ニールス・ボーアにちなんで命名された。

主な化合物
 不明。

前後の元素
 
 106 シーボーギウム ‐ 107 ボーリウム ‐ 108 ハッシウム

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