オスミウム
読み:オスミウム
外語:Os: Osmium

 銀白色の金属元素の一つ。
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、162から197までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は7つある。
 しかし、全て長寿命放射性同位体であると考えられている。
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
162Os α崩壊158W
163Os α崩壊159W
164Os α崩壊160W
165Os α崩壊161W
β+崩壊165Re
166Os α崩壊162W
β+崩壊166Re
167Os α崩壊163W
β+崩壊167Re
168Os β+崩壊168Re
α崩壊164W
169Os β+崩壊169Re
α崩壊165W
170Os β+崩壊170Re
α崩壊166W
171Os β+崩壊171Re
172Os β+崩壊172Re
173Os β+崩壊173Re
174Os β+崩壊174Re
175Os β+崩壊175Re
176Os β+崩壊176Re
177Os β+崩壊177Re
178Os β+崩壊178Re
179Os β+崩壊179Re
180Os β+崩壊180Re
181Os β+崩壊181Re
182Os EC崩壊182Re
183Os β+崩壊183Re
183mOs β+崩壊183Re
IT崩壊183Os
184Os0.02%56兆年α崩壊180W
185Os93.6日EC崩壊185Re
186Os1.59%2000兆年α崩壊182W
187Os1.96%安定核種(中性子数111)
188Os13.24%安定核種(中性子数112)
189Os16.25%安定核種(中性子数113)
189mOs IT崩壊189Os
190Os26.26%安定核種(中性子数114)
190mOs IT崩壊190Os
191Os15.4日β崩壊191Ir
191mOs IT崩壊191Os
192Os40.78%安定核種(中性子数116)
193Os1.255日β崩壊193Ir
194Os6.0年β崩壊194Ir
195Os β崩壊195Ir
196Os β崩壊196Ir
197Os β崩壊197Ir

性質
 硬い金属であるため、イリジウムルテニウムなどとの合金が万年筆の先として使われている。
 四酸化オスミウムは酸化剤として使われている。

特徴

安全性

危険性

有害性

環境影響

発見
 1803(享和3)年にイギリスのテナント(Smithson Tennant)が、白金鉱石の王水溶解液中からイリジウムと共に発見した。
 化学名Osmiumは、酸化物である四酸化オスミウムが臭かったことから、ギリシャ語で「悪臭」を意味するο'σμη'(osme^')から付けられた。

主な化合物

前後の元素
 
 75 レニウム ‐ 76 オスミウム ‐ 77 イリジウム

再検索